ベアリング摘出からの移植
シマノ 03エアレックス2500のラインカッターベール。(昔、このベール形状はそう言われたらしい)
— g881.0 (@FoAoYqLLmEHh7IZ) 2020年5月24日
今も昔もシマノのエントリー機種はベールが悩みの種か…(僕は経験が浅いので実感は無い) pic.twitter.com/iV1b47w2or
今回は、この投稿にあるリールの記事です。そして、またまた分解ネタです。
「釣り行きたい!って言ってたのにまたかよ」
って思われた方。そうです。まだまだ続きますw
自粛期間中にやることやってなかったので今ツケを払っているからです(T_T)
よって、しばらくは室内ネタになる予定です。
↑シマノ 03 エアレックス 2500とアブガルシア 17 カーディナル2S 2500
今回の主役はインスタ&ツイッターに投稿したシマノ03エアレックス。叔父から譲ってもらったリールで、一番最初に僕が分解したリールです。このリールのおかげで、今は臆せずリールの分解を出来るようになりました。
こいつはボディ内部に2個しかベアリングが入っていないので、父親が使わなくなったカーディナルからベアリングを摘出してエアレックスに移植しようとやってみました。
ってことでカーディナルから開いてみましょう。↓
スプールとスプール受けを外して、ローターナットを外します。因みに10ミリです。↓
ローターを外せば逆転防止機構のお目見えです。上の画像の3本のネジを外し、ベアリングやロータークラッチを止めている金属板を取ります。このとき、金属板の突起部とプラスチックの突起部の間に挟まっているバネを無くさないようにします。
ここで、このリールを使わなくなった理由が現れます。↓
この画像のベアリングを良く見てください…
海水でやられて茶色くサビています。巻きもゴリゴリです(T_T)
ここも越えて、さらに分解します。
ボディーカバーを外していくのですが、赤丸部分のネジをまず外します。そして、リールのお尻の黒いパーツを隙間にマイナスドライバーを突っ込んで外せば、
上の画像のように小さなネジが出てきますので、これも含め、ボディーカバーを止めているネジすべてを取り外すと、
ボディ内部のパーツと対面です。このカーディナルはさっきのベアリングは海水でやられていましたが、ドライブギア両端のベアリング(因みにシールドベアリング)はまだ使えそうなので、取り出しておいてエアレックスに移植出来るかやってみます。
お次はエアレックスを割ります。↓
スプールとスプール受けを外してローターナット(12ミリ)を外します。
ローターを外して、ロータークラッチの赤丸部分の3本のネジを外します。↓
ロータークラッチまわりのパーツを外したら、
お尻のネジを外して、
赤丸部分のネジを外します。逆側に青丸部分のネジがあるのでそれも外します。↓
青丸部分のネジは、摺動子ガイドが出てこないように止めている金属板を止めているので、ここを外すといつでも摺動子ガイドが脱走出来るようになりますw無くさないように受け止めてやります(^^)
そして、ボディを開けます。↓
こちら、エアレックスはドライブギアを支えている片方がカラーです。↓
もう一方はオープンベアリングです。↓
この2つを摘出して、カーディナルのベアリングを移植します。
結果…
ピッタリ合います。↓
元々エアレックスに入っていたベアリングはカーディナルに移植します。そして、両方組み直します。
完成!
ベアリング移植後のエアレックスは若干ですが、巻きがさらにスムーズになりました。
最後までお読みいただきありがとうございます。