リールの分解をもっと細かく 【part1】
そろそろ釣りに行きたい!8810です。あぁ、釣りに行きたい…もうそろそろ、大阪、兵庫の瀬戸内海側にも青物が回って来るんじゃないかなーと思っています。(まぁ行きませんが…)
ってことでまた室内ネタです。今回はリールを分解していきます。ただ分解するだけではこの回↓と変わりがありません。
なので、今回はリールをオーバーホールしがてら、リールの部位や構造を細かく見ていきます。そして、その模様を何本かの記事に分けて更新していきたいと思います。
まず、今回分解するのは…
画像1
17サハラC2000HGS
シマノのエントリークラスのリールですね。僕が釣りを始めたとき、1番最初に手に入れたリールがこれです。それまで、釣具店で竿とリール、仕掛けが一緒になって3000円くらいの安物しか使ったことの無かった僕に、このリールは大きな衝撃を与えました。
めっちゃスルスル巻ける…
そう、セット販売されていたリールとは全く違う、ガタが全然無くて、滑らかに巻ける、そのときの僕にとって、異次元のものでした。
このリールは早速、いろんな釣りに使われました。ライトゲームをメインに、穴釣り、バス釣り、エリアトラウト、というふうに使い、1年以上たち、シャリ感が出てきたので、今回分解していきます。
スプール(リールの糸が巻いてあるところ。下の画像2)を外して、ボディー(画像3)だけにします。
画像2 スプール
画像3 スプールを外した後のリール本体
メインシャフトから、座金とスプール受けを外します。(画像3から画像4に)
画像4 座金とスプール受けを外した後
ここから、ローターを外していきます。ローターナットのそばにあるネジを取り、それから、ローターナットを外します。因みにローターナットは逆ネジです。つまり、ペットボトルのキャップを閉じる方に回します。(画像5から画像6)
画像5 ローターナットと小さなネジ
画像6 外した後
画像6まですれば、ローターが外れます。(画像7)
画像7 ローター
ついに、ローラークラッチ(逆回転防止機構。どんなスピニングリールにも形は違えど入っています)とご対面です。(画像8)
画像8 ローターを外した後
画像9 ローラークラッチをリール本体と止めているネジ
赤丸の3本のネジを外すと、ローラークラッチが外れます。
画像10 ローラークラッチ
さっきの残り1本のネジは外しません。このネジはローラークラッチの蓋を止めているものです。ローラークラッチは細かい部品が多く、分解が面倒くさいですし、リールが逆回転する不具合は起きていないので、分解しません。
画像11 ローラークラッチを外した後
ローラークラッチを外すと、画像11のようになるのですが、赤矢印のところにギザギザがあります。これはフリクションリングというゴム製のパーツです。これがどうしたのかというと、みなさんリールを使っていて、ベールを返したときにローターが固定されますよね?(固定されない機種もある)
ローターが固定される機種にはフリクションリングが使ってあります。なぜ、固定されるのかというと、
画像12
これはローターを横からのぞき込んだところです。この画像はベールを返していないときのものです。赤丸の部分に注目して、画像13を見てください。
画像13
画像12の赤丸の中にあった金属部分が、ベールを返すとせり出してきました。このせり出した部分が、画像11で示したフリクションリングのギザギザの溝に入るので、ベールを返しているとき、ローターが固定されるのです。
今回はここまでにしておきます。次はリールのボディーカバーを外して、もっと中を見ていきます。最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、また。