簡易ローターブレーキ設置
サバが釣りたい!8810です。子サバって回遊に当たれば結構簡単に釣れて、食べても美味いんですよねー
ところで低価格帯のリールを使ったことのある方で、投げるときローターが回転してフェザーリング(ラインの放出を抑えるためにスプールのふちに手で触ること)がしにくくなったり、最悪ベールが返ってしまったりということはありませんか?
その原因のひとつとして、ローターブレーキが付いていないことがあります。ローターブレーキというのは↓
上の画像のギザギザ部分(フリクションリング)に、
この画像(ローター。ベールを返している状態)のせり出した小さな突起部が入り込むことでローターを止めてくれる機能です。
因みに、この画像のリールは現行のシマノ サハラで、現行セドナ以下はローターブレーキが付いていません。
今回はフリクションリングの付いていないリールに簡易なローターブレーキ機能を追加してやります。
きっかけはこの動画でした↓
「ほぅ…マジックテープで出来るのか…ならやるっきゃないっしょ!」
ってことで↓
100均は便利だなぁ(^ー^)
マジックテープには綿のようなモジャモジャの方と鈎状になった方がありますが、今回はしっかり止まってくれそうなので鈎状の方を使います。これはテープがもう裏に付いているので、適当な大きさに切って貼り付けるだけでOKです。
因みに、リールはカーディナル2 SX1000Sで行います。
ローターナットを外して、ローターを外します。(ここ数週間で何回ローターナットを外したことだろう?)
そして、マジックテープを小さく切って、
上の画像の赤丸部分に貼り付けます。
あとは組み直してマジックテープとローターが干渉しないかリールを回して確かめます。
そして、干渉してしまったら大きさを整えてまた組み直し、丁度良くなるまで繰り返します。丁度良くなれば完成です。
今回はあくまで簡易なローターブレーキですから、使っていくうちに剥がれてしまったり、マジックテープの鈎部分がへたったりしてしまうのでは?と僕は心配しています。なので、また、簡易ローターブレーキについては使って見て記事にしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ベアリング摘出からの移植
シマノ 03エアレックス2500のラインカッターベール。(昔、このベール形状はそう言われたらしい)
— g881.0 (@FoAoYqLLmEHh7IZ) 2020年5月24日
今も昔もシマノのエントリー機種はベールが悩みの種か…(僕は経験が浅いので実感は無い) pic.twitter.com/iV1b47w2or
今回は、この投稿にあるリールの記事です。そして、またまた分解ネタです。
「釣り行きたい!って言ってたのにまたかよ」
って思われた方。そうです。まだまだ続きますw
自粛期間中にやることやってなかったので今ツケを払っているからです(T_T)
よって、しばらくは室内ネタになる予定です。
↑シマノ 03 エアレックス 2500とアブガルシア 17 カーディナル2S 2500
今回の主役はインスタ&ツイッターに投稿したシマノ03エアレックス。叔父から譲ってもらったリールで、一番最初に僕が分解したリールです。このリールのおかげで、今は臆せずリールの分解を出来るようになりました。
こいつはボディ内部に2個しかベアリングが入っていないので、父親が使わなくなったカーディナルからベアリングを摘出してエアレックスに移植しようとやってみました。
ってことでカーディナルから開いてみましょう。↓
スプールとスプール受けを外して、ローターナットを外します。因みに10ミリです。↓
ローターを外せば逆転防止機構のお目見えです。上の画像の3本のネジを外し、ベアリングやロータークラッチを止めている金属板を取ります。このとき、金属板の突起部とプラスチックの突起部の間に挟まっているバネを無くさないようにします。
ここで、このリールを使わなくなった理由が現れます。↓
この画像のベアリングを良く見てください…
海水でやられて茶色くサビています。巻きもゴリゴリです(T_T)
ここも越えて、さらに分解します。
ボディーカバーを外していくのですが、赤丸部分のネジをまず外します。そして、リールのお尻の黒いパーツを隙間にマイナスドライバーを突っ込んで外せば、
上の画像のように小さなネジが出てきますので、これも含め、ボディーカバーを止めているネジすべてを取り外すと、
ボディ内部のパーツと対面です。このカーディナルはさっきのベアリングは海水でやられていましたが、ドライブギア両端のベアリング(因みにシールドベアリング)はまだ使えそうなので、取り出しておいてエアレックスに移植出来るかやってみます。
お次はエアレックスを割ります。↓
スプールとスプール受けを外してローターナット(12ミリ)を外します。
ローターを外して、ロータークラッチの赤丸部分の3本のネジを外します。↓
ロータークラッチまわりのパーツを外したら、
お尻のネジを外して、
赤丸部分のネジを外します。逆側に青丸部分のネジがあるのでそれも外します。↓
青丸部分のネジは、摺動子ガイドが出てこないように止めている金属板を止めているので、ここを外すといつでも摺動子ガイドが脱走出来るようになりますw無くさないように受け止めてやります(^^)
そして、ボディを開けます。↓
こちら、エアレックスはドライブギアを支えている片方がカラーです。↓
もう一方はオープンベアリングです。↓
この2つを摘出して、カーディナルのベアリングを移植します。
結果…
ピッタリ合います。↓
元々エアレックスに入っていたベアリングはカーディナルに移植します。そして、両方組み直します。
完成!
ベアリング移植後のエアレックスは若干ですが、巻きがさらにスムーズになりました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
サハラのオーバーホール【玉抜き編】(非推奨)
どうも、腹痛くなった次は体中が痒い8810です。カユイカユイカユイ…
今回のタイトルを見てもらうと分かるようにサハラオーバーホールのネタはまだ続いていますw
前回の記事はこれ↓
今回は番外編的な扱いでリールのロータークラッチの玉抜きをします。サハラのロータークラッチ本体はこちら↓
画像1
因みに、ロータークラッチはリールの逆回転を防ぐための機構です。
画像2
画像2を見てみると、ロータークラッチの真ん中からピニオンギアとメインシャフトが出てきています。そして、ロータークラッチとピニオンギアの間には隙間を埋めるように、画像3の赤丸部分が入っています。
画像3
画像3の赤丸部分はこうして逆転を防止します。↓
画像4
因みに画像4の赤丸のところにピニオンギアが通っています。リールのハンドルを前に回すと、画像3の赤丸部分とピニオンギアは一緒に回転します。しかし、これを逆に回転させようとすると、周りの6つの玉が摩擦になって回らないようになっています。
6つの玉が摩擦になって逆転しないようになっているので、それは逆に、前に回しているときも止まらない程度に摩擦の抵抗を受けているといえます。このロータークラッチというのは調べると、3つの玉があれば機能するらしく、3つ、玉を取り出すことが出来るそうです。なら1回、僕もやってみることにしました。(推奨はしません。冬になると、寒さで玉が収縮して逆転するようになったり、ゴミなどが入ったときに3つしか玉がないので圧倒的に逆転しやすくなったりするからです。あくまで、実験的に試すだけです。)
開いてみましょう…
まず、ロータークラッチを開けます。(画像5から画像6)
画像5
画像6
開けたら、後は玉を次のように3個取り出すだけです。
画像7
そうしたら、閉じて、リールに組み込んで、完了です。
画像8(完了。見た目に変わりはない)
その後
オォ…巻きが少し軽くなりました!
これなら、ゆっくり巻くエリアトラウトやナイトのアジングなどが大分やりやすくなります!(ハイギアというのもあって、元々の巻きは重かった)
これで、しばらく使ってみたいと思います。逆転などがすぐ出ないことを祈ります…
オーバーホール完了
どうも。最近、腹が絶不調な8810です。(T_T)
そんなことより!前回でサハラの分解が終わりました↓
よって、パーツの洗浄とオイルアップ&グリスアップをしていきます。
前回までに取り出した中身たち↓
上の画像の中でも、ギアなどの金属部品を洗浄していきます。
ここで登場するのが、これらの道具↓
画像1
パーツクリーナー、瓶、ベアリングリフレッシュセットの3つです。まず、ベアリングを洗浄していきます。
画像2
画像2のように分けて、台座部分にベアリングを乗せるところがあるので、そのベアリングのサイズに合う場所にベアリングを設置します。
画像3
設置したら、
画像4
取り外した上の部分を、更に上の画像4のように分けて、左の部分を、
画像5
ベアリングの乗っている台座部分にかぶせます。そして、赤丸部分に、パーツクリーナーを、ノズルを取った状態にして突っ込みます。(パーツクリーナーをこの状態に↓)
画像6
あぁ、これをするのを忘れていました。
このままだと、パーツクリーナーを上から押してしまうと、液が台座から地面に垂れ流しになるので、画像5の状態にしたら、画像1の瓶の中にベアリングリフレッシュセットを入れて、その中でパーツクリーナーを噴射していきます。こうすれば液をギアなどをつけ込み洗いするのに再利用出来ます。因みに、ここらへんの画像は全て撮りわすれました(ToT)
ベアリングを洗浄したら、その洗浄液の中に、ギアなどの、グリスが付着している金属部品をつけ込んでいきます。つけ込んでしばらく置いた後、いったん取り出して歯ブラシなどで細かい隙間のグリスを落とし、またパーツクリーナーでさっと洗浄しておきます。
先程の作業が終われば、
画像7
これらでグリスアップ&オイルアップしていきます。ピニオンギア、ドライブギア、摺動子ギア、摺動子に画像7の一番上のグリス(粘り気が強い)を使います。ここらはよく摩耗するので。(因みに、リールの部品の名称は分解図を参考にしています。)
メインシャフトのピニオンギアに接しているところは画像7の下の左のグリスを使ってみました。さっきのグリスと違いサラサラなので、良く動くのではとここに注すことにしました。
ベアリングには下の右のオイルを使い、回転を軽くすることにしました。
画像3の状態にしたら、
画像8
今度は画像8の状態で台座にかぶせます。
そして、画像8の上の小さい皿にはグリスやオイルを流し込めるようになっています。この上から取っ手部分を押し込むとベアリングにグリスやオイルが充填されます。
ベアリングにオイルを充填したら、組み立てていきます。
このとき、あるといいのが自分のリールの分解図です。たとえ、バラした順番を忘れても分解図があれば、それと照らし合わせながら組み上げられます。
慣れれば、サハラは内部構造が簡単なので分解図無しでも何とか組み立てられると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
リール分解をもっと細かく 【part2】
どうも。最近バス釣りを本格的にしてみたいと思いだした8810です。家から一番近いのが淀川だし、バス釣りは釣りの基本で、バス釣りが上手くなれば、どんな釣りも上手くなれるらしいですからねー。そんなことはさておき、前回の道具紹介を経て、前々回のサハラの分解の続きです。
前回
前々回
ここからでしたね。
この画像の赤矢印のところに、このリール底部の、くの字になっている銀色のパーツを外すネジがあるので、それを外します。
銀色のパーツを外すと隠れていた3つ目のネジがあるので、赤丸の3つのネジを全て外すと…
こうなります。上の画像の右側のカバーにベアリングが1個入っているので取り出します。
中心に見えるのがベアリングです。
ついに、ボディーの中身を出していきます。
画像の赤丸部分のネジを外して…
メインシャフト、ベアリング、ピニオンギアを取り出します。
次は、摺動子ガイドをピンセットで引き抜きます。
赤丸部分の棒が摺動子ガイドです。
これを引き抜いたら…
この部品(摺動子)も取ります。そうすると…
残りはドライブギア(上の画像手前)と摺動子ギア(上の画像奥)とベアリング(上の画像には写っていないけれど、さらに奥の方にはまっている)を取り出します。
ドライブギアには上の画像のところにワッシャーがついています。これは絶対に無くさないでください!これは、3枚合わせても、1ミリに満たない厚さしかないけれど、リールのクリアランス調整に絶対必要なものです。
これで分解終わりかなと思いきや…
(画像奥)生き残りがいましたw
ピニオンギアの根元を支えるベアリングですね。これも取って、今度こそ終了です!
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
次は、このリールの中身たちを洗浄し、グリスアップ・オイルアップをしていこうと思います。
おまけ
久しぶりのおまけです。何かというと、
フィッシング詐欺
に遭いかけました。ブラウザで調べものしていたら「親愛なるChromeユーザー様へ」からはじまる文章が出てきて4つの質問に答えると、iPhoneプロ11が「無料」で当たるらしい。
とりあえず、質問に答えると、「iPhoneプロ11が当たった」とメールアドレスを打たせるページが出てきます。
ここで、ある違和感を感じます。「無料」とうたわれていたのに「100円」??
どゆこと?しかも、応募機会終了まで◯分◯秒?え?
やっぱ詐欺じゃね?
その時点で閉じて、もう一回ブラウザを立ち上げ、この状態について調べると、どうもフィッシング詐欺っぽい…
こういうことはやっぱりあるんですねぇ…
よく注意しとかないといつ騙されるか…
皆さんも気をつけてくださいね…
リールの分解をもっと細かく【道具編】
どうも、8810です。前回、シマノのサハラの分解をしていました。
この記事は上の記事の続きかと思いきや、サハラのオーバーホールに使った道具の紹介をしようと思います。サハラはシマノのリールの中でも部品点数の少ないほうで、オーバーホールの練習に適していると思います。ただ、前回の記事には分解手順はかいているけれども、どんな道具を使っているかは特に書いていなかったので。
(ちなみに、この記事はリールのオーバーホール初心者が、「これからリールのオーバーホールをしてみたい」という人向けに、最低限これらの道具があれば、オーバーホールができるよーというものです。)
まずは、ドライバーからいきましょう。
ベッセルのファミドラ8です。Amazonやホームセンターなどで簡単に手に入ります。これは親に借りているものなので、古めです。だからなのか、磁石でネジをくっつける機能はほとんど効きません^_^;
次に、メガネレンチです。
まぁ、ご覧の通り、僕が使っているのは片方がスパナになっているものなんですが
これのメガネレンチのほうを基本使っています。これ↓
ではなぜスパナ側を使わないかというと、ナットの角を潰す(なめる)可能性があるからです。こういうのよりは両方がメガネレンチになっているやつのセットがいいかもしれません。セットであれば、どんなローターナットのサイズが来てもある程度対応できると思います。
メガネレンチのセットもAmazonやホームセンターなどで簡単に手に入ります。(ちなみに前回のサハラは12ミリでいけます。)
部品をつまむピンセットも必要です!
これもAmazonなどで買えます。個人的には、画像のやつは使い辛いので、Amazonで先の曲がったタイプのピンセットがあるので、欲しいですね…
はい。次は、ベアリングリフレッシュセットです。
これは、ABC HOBBYというところのやつでミニ四駆用のだったと思います。Amazonで購入しました。これでだいたいのベアリングは洗浄できます。使い方はサハラの分解の続きで書きます。
そして、上とセットで使うパーツクリーナー↓
因みに逆噴射OKのやつを選んでください。ホームセンターやAmazonの安いやつでいけます。
さらにセットして
瓶です。ハチミツの瓶を洗って使っています↓。パーツクリーナーの液をここにためてその中にグリスとかが付いた金属部品を漬け込むために使います。(プラスチックの容器でやると変性するのでここは絶対に瓶にしてください。)
さらに、グリスとオイルはこれ↓
Amazonや釣具店で買えます。シマノのやつも売っていますのでどちらを選んでも大丈夫です。別にシマノのリールにダイワのグリスやオイルを使って壊れることはありませんので。僕はダイワのやつのほうが買うときに安かったので、これにしましたw
さらにさらに、グリスをギヤとかに塗る筆と、ギヤからこびりついたグリスを取る使い古しの歯ブラシ↓
後は、100均で売っているステンレスのバット(分解した部品を並べて置く)、綿棒(細かいところのグリスを拭き取れる)があれば、完璧ですね。
まとめます。ファミドラ8、メガネレンチセット、ピンセット、ベアリングリフレッシュセット、逆噴射OKのパーツクリーナー、何かしらの空き瓶、ダイワかシマノのオイルとグリスのセット、筆、使い古しの歯ブラシ、100均のステンレスのバット、綿棒。これだけあれば、オーバーホールは出来ると思います。
リールのオーバーホールに興味があるなら、自分のリールとその分解図、上で紹介した道具を用意して、挑戦してみてください。最初やはりは苦労しますが、苦労してオーバーホールした自分のリールには、より一層愛着が湧きますよ(^_^)
リールの分解をもっと細かく 【part1】
そろそろ釣りに行きたい!8810です。あぁ、釣りに行きたい…もうそろそろ、大阪、兵庫の瀬戸内海側にも青物が回って来るんじゃないかなーと思っています。(まぁ行きませんが…)
ってことでまた室内ネタです。今回はリールを分解していきます。ただ分解するだけではこの回↓と変わりがありません。
なので、今回はリールをオーバーホールしがてら、リールの部位や構造を細かく見ていきます。そして、その模様を何本かの記事に分けて更新していきたいと思います。
まず、今回分解するのは…
画像1
17サハラC2000HGS
シマノのエントリークラスのリールですね。僕が釣りを始めたとき、1番最初に手に入れたリールがこれです。それまで、釣具店で竿とリール、仕掛けが一緒になって3000円くらいの安物しか使ったことの無かった僕に、このリールは大きな衝撃を与えました。
めっちゃスルスル巻ける…
そう、セット販売されていたリールとは全く違う、ガタが全然無くて、滑らかに巻ける、そのときの僕にとって、異次元のものでした。
このリールは早速、いろんな釣りに使われました。ライトゲームをメインに、穴釣り、バス釣り、エリアトラウト、というふうに使い、1年以上たち、シャリ感が出てきたので、今回分解していきます。
スプール(リールの糸が巻いてあるところ。下の画像2)を外して、ボディー(画像3)だけにします。
画像2 スプール
画像3 スプールを外した後のリール本体
メインシャフトから、座金とスプール受けを外します。(画像3から画像4に)
画像4 座金とスプール受けを外した後
ここから、ローターを外していきます。ローターナットのそばにあるネジを取り、それから、ローターナットを外します。因みにローターナットは逆ネジです。つまり、ペットボトルのキャップを閉じる方に回します。(画像5から画像6)
画像5 ローターナットと小さなネジ
画像6 外した後
画像6まですれば、ローターが外れます。(画像7)
画像7 ローター
ついに、ローラークラッチ(逆回転防止機構。どんなスピニングリールにも形は違えど入っています)とご対面です。(画像8)
画像8 ローターを外した後
画像9 ローラークラッチをリール本体と止めているネジ
赤丸の3本のネジを外すと、ローラークラッチが外れます。
画像10 ローラークラッチ
さっきの残り1本のネジは外しません。このネジはローラークラッチの蓋を止めているものです。ローラークラッチは細かい部品が多く、分解が面倒くさいですし、リールが逆回転する不具合は起きていないので、分解しません。
画像11 ローラークラッチを外した後
ローラークラッチを外すと、画像11のようになるのですが、赤矢印のところにギザギザがあります。これはフリクションリングというゴム製のパーツです。これがどうしたのかというと、みなさんリールを使っていて、ベールを返したときにローターが固定されますよね?(固定されない機種もある)
ローターが固定される機種にはフリクションリングが使ってあります。なぜ、固定されるのかというと、
画像12
これはローターを横からのぞき込んだところです。この画像はベールを返していないときのものです。赤丸の部分に注目して、画像13を見てください。
画像13
画像12の赤丸の中にあった金属部分が、ベールを返すとせり出してきました。このせり出した部分が、画像11で示したフリクションリングのギザギザの溝に入るので、ベールを返しているとき、ローターが固定されるのです。
今回はここまでにしておきます。次はリールのボディーカバーを外して、もっと中を見ていきます。最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、また。